今回の記事は”ちゃんと高崎市の山”をご紹介。安中市と境に位置する『石尊山』です。私の故郷と言っても過言ではない安中市秋間地区の(たぶん)最高地点です。標高は571mと低山で少々地味な印象を受けますが、皆大好き”百名山シリーズ”の群馬版『ぐんま百名山』にも指定されており。それなりに知名度も得ていて、群馬県民から愛されている山である事が伺えます。
安中榛名駅の裏手にある山々のピークが石尊山です。今回は駅から登山開始です。
しばらくは道路を進み登山口へ向かいます。登山感はゼロ!結構急坂で舗装までされている為、硬い道を歩くのは足へのダメージが多く今回の登山において登山口までの道のりが一番キツく感じます。当時の同級生の家もこの辺りにあったと記憶していますが、毎日これを登って登校していたことを考えると感嘆してしまう次第です。足腰強くなりますね。
で、安中榛名駅から30分くらい歩くと漸く登山口に辿り着きます。ここからが本番です。
登山道は階段が整備され一本道となっています。やっと登山らしくなってきました。一気に駆け上がります。やはり登山はこうでなくては!
と思い、折角楽しくなってきたのですが、それも束の間であっという間に山頂です。登山口から15分程でしょうか、安中榛名駅から登山口までの道の方が長かったくらいです。
山頂は広くなっていますが、樹林帯となっている為、眺望はあまりないです。ただ南の方へ開けている箇所があり、安中市街地や西上州の山々を望めます。古くから山岳信仰が行われている為か、石の祠等が多く置かれています。実際、筆者が秋間に住んでいた頃、信仰の為、毎日登っていると言う強者もいました。
流石に歩き足りないので、山頂から東の方角へ尾根伝いを歩く事ができますので、下山はせずにその方向へ進みます。やはり樹林帯となっている為、眺望は無いですが、軽快な道で楽しく歩くことができます。富岡アルプスなる神成山がありますが、こちらは安中アルプスですね。樹々の間から見える榛名山も素晴らしいです。
これにて下山です。雰囲気の良い里に出ます。本格的な登山とは言えないかもですが、少し山を楽しみたいと言う方にピッタリかと思います。
ちなみに私はこのまま帰るのも寂しいと考え、忠臣蔵でお馴染み『赤穂四十七士石像』まで足を延ばしました。ここは四十七士の一人『片岡源五右衛門』の下男であった『元助』が建立したものです。四十七士全員をはじめ、浅野内匠頭長矩公と妻阿久里の石像が並び中々圧巻の光景です。ミーハーな私は『堀部安兵衛』と『不破数右衛門』の石像を撮影させて頂きました。赤穂藩は兵庫県にあたり、こんな遠い地の秋間に何故こんな凄いものがあるのかと疑問を持ちますが、元助が秋間の方だからです。元助が伊勢神宮へ行った際に乞食に襲われていたところ片岡源五右衛門に救われたのが縁みたいです。群馬県には四十七士の一人である堀部安兵衛が築造したとされる
『旧下田邸庭園』が箕郷にある等、結構赤穂浪士にゆかりあるものが存在しています。こんな有名な歴史上の人物が群馬を訪れていたことを考えますと月並みな表現ですが歴史のロマンを感じます。
Author
J ishihara
TAKATANでは、
主に記事作成、htmlとかcssとかを担当。
趣味は山登り、お絵かき、画像編集。
いつか群馬県の山を擬人化したサイトを
作りたいのですが、時期は未定。
取りあえず、至仏山は私の嫁です。