高崎市役所箕郷支所に古くも大変雰囲気の良い建物と手入れの行き届いた庭園があります。
ここは箕輪城の落城後、その城主長野氏の重臣であった下田大膳正勝の子孫が土着し居を構えた屋敷跡です。そのことから今では、『旧下田邸書院及び庭園跡』と呼ばれています。地域の有力者であった下田氏は1683年にこの地の代官に任命され、以後明治維新を迎えるまでその役職を務めていたとされています。かつては広大な規模の敷地でありましたが、現在は当時の書院と庭園の一部が残っています。
建物全景。箕郷支所の敷地内にあります。月並みな表現ですが古き良き建物ですね。
先述の通り、庭園があり手入れが行き届いています。
驚きなのがこの庭園。赤穂四十七士の中でも随一の剣客として名を馳せる『堀部安兵衛』が築造したとされています。赤穂藩の人が何故と思いましたが、出自は越後とのことでした。江戸へ出る途中、下田家を訪れた際に、設計築造したそうです。まあ、大半の人が『誰??』となりそうではありますが、忠臣蔵のドラマを放映するときなどは、知名度の高いや役者を起用するなどして、中心人物として取り扱うことが多い印象です。木村拓哉さん等も演じられたことがあったかと思いますよ。個人的には大河ドラマ元禄繚乱の時の阿部寛さんが一番印象に残っている次第です。
縁側
ここからこの庭園を眺めていたのですかね。風流です。
因みにこの下田邸ですが、夜はライトアップを行い、秋には非常に紅葉が美しいです。今回は残念ながら写真の紹介はできませんが、それは次の機会と言う事で・・・
Author
J ishihara
TAKATANでは、
主に記事作成、htmlとかcssとかを担当。
趣味は山登り、お絵かき、画像編集。
いつか群馬県の山を擬人化したサイトを
作りたいのですが、時期は未定。
取りあえず、至仏山は私の嫁です。