高崎市から見える山シリーズで、今回は谷川岳のご紹介です。群馬県と新潟県の境に位置しており、市内から子持山と小野子山の間辺りに視認できます。夏の時期は若干分かり難いのですが、冬になると雪の積もり方足るや他の山とは一線を画し、巨大な雪の塊の様に見え存在感を放ち、分かり易くなります。太平洋からの気候と日本海からの気候が丁度ぶつかり合う場所との事で、気候の変化が激しいが為です。
日本百名山にも指定されている山で全国的にも知名度は抜群。標高は2000mに満たないながらも遭難者数が世界一でギネスブックに登録されており、K2やエベレスト等の8000m級の山々よりも圧倒的に多く『魔の山』や『人喰い山』と異名が付いている程・・・
とは言え、事故の多くが一ノ倉沢等の岩壁周辺で起こっていて、登山道として整備されている場所は安全に登山が可能。また、『駅から徒歩で行ける』と言うアクセスの良さ、チャレンジし易さ、も遭難者が増加する原因となっています。エベレストやK2は、誰がどう見ても危険だと分かり、そもそもチャレンジする人が少ないですからね、エベレストやK2が谷川岳レベルにアクセスが良くなったら恐ろしい事になりそうです。
脅すような話となってしまいましたが、前述の通り、一般的な登山道から離れなければ、安全に登山ができる、魅力いっぱいの山となっています。気象の激しさからか、森林限界を迎えるのが早く、解放感に溢れた稜線歩きを楽しむ事ができます。筆者も一般的な登山道で何度か登っていて、上の写真を見る通り、日本アルプスを思わせる稜線で、どこまで行けてしまうような気にさせてくれます。
群馬が誇る名峰、一度は登ってみては如何でしょうか?
Author
J ishihara
TAKATANでは、
主に記事作成、htmlとかcssとかを担当。
趣味は山登り、お絵かき、画像編集。
いつか群馬県の山を擬人化したサイトを
作りたいのですが、時期は未定。
取りあえず、至仏山は私の嫁です。