高崎の市街地から望める山と言えば、『赤城山』『武尊山』『谷川岳』『草津白根山』『子持山』『小野子山』等々、多くありますが、全てが高崎市外にあるものとなっています。やはり高崎市に住むからには『高崎の山』に行ってみたい!なんて気持ちにはならないでしょうか?今回の記事では高崎市にある『榛名山』をご紹介します。
榛名山は上毛三山の一つに数えられ、上毛カルタの『の』として有名。県内では『赤城山』や『妙義山』に匹敵する程の知名度を誇っています。
ただ、こんな知名度がありながらも実のとこ『榛名山』と言う固有の山名は無いと言う事を知らない人が意外にも多く、実の所榛名と言う名はいくつかの峰々の総称を指します。この事を是非知ってほしいと言う想いから榛名にある代表的な峰をご紹介します。勿論、私は全てに登っています。
先ず第一にご紹介するのは『掃部ヶ岳』でございます。
榛名湖の西側に位置し、標高は1449mと榛名山では最も高い峰となっており、榛名登山ではまずはここを目指す方が多いらしいです。とは言え登山コースは木段をひたすら登っていく感じで、危険な箇所はほぼ皆無と言え、大体1時間程度で山頂に立つことが可能となっています。景色は若干樹々に囲まれており、360度見渡せませんが、榛名湖方面は開けており、湖と榛名富士の相まった実に榛名らしい景色を楽しむことができます。
次は『杏ヶ岳』です。
読みは”すもんがたけ”若しくは”すももがたけ”のどちらかみたいですが、個人的には”すももがたけ”の方が可愛いのでこちらで読んでいる次第。掃部ヶ岳より南西部、榛名の中でも西端に位置しています。杖の神峠から大体1時間くらいで山頂に立てますが、そこへ至るまでの林道がかなり荒れているの車でアクセスするには少々キツく、掃部ヶ岳から縦走することが多いみたいです。私もそのコースで登ったことがあります。そうするとトータルで5時間程度の登山となる為、結構登りがいがあり楽しめます。個人的には掃部が岳から杏が岳までの道が軽快な感じがして、榛名の中では一番好きだったりします。山頂はからの景色は樹々に囲まれていてあまり望めませんが、あまり人もいなく静かなので、落ち着いて山と向き合えます。
次は『相馬山』です。
標高は1411mと榛名の中では高い峰に入り、尖った鋭い山容をしている事から、かなり目立つ為、遠くからでもその形を容易に認識することができます。登山コースは非常に短く1時間程度で山頂に立つことができるのですが、梯子と岩場の連続で、滑落しないように慎重に登っていく必要があります。山頂は南に開けていて、高崎市街地は勿論、関東平野を一望できます。
次は『二ツ岳』です
上記は、水沢山からの二ツ岳です。電波塔が山頂にある山とその手前にある山が該当します。雄岳と雌岳を併せて二ツ岳と呼び、群馬テレビの電波塔がある事で有名ですね。容易にセットで登れることが可能となっていて、両方とも異なった景色を楽しむことができます。雌岳は関東平野や赤城山等の景色を望むことができ、雄岳からは榛名山カルデラの全景を楽しむことができます。
最後に『水沢山』です
榛名山の寄生火山で、東の外れに位置しています。特徴的な山容をしており遠くからでも存在を認識することが可能。県の中心にあり、山頂からは360度の景色を楽しむことができる為、眺望は抜群に良いです。