突然ですが・・・
群馬県(かつての上野国)の鎌倉期における中心地はどこだったかご存知でしょうか??
この問いに対して大半の方が、現在の県庁所在地である『前橋』と答えたり、群馬県における商業の中心地足る『高崎駅周辺』と答えるかと考えられます。もしかしたら伊勢崎や太田なんて答える方もいらっしゃるかもしれません。実はこれ全てが不正解です。正解は『群馬の森』の東方、高崎市内においては最東部と言える『高崎市八幡原町』だったりします。
上記は群馬の森の写真です・・
高崎市八幡原町には鎌倉時代の有力御家人『安達盛長』の屋敷跡地があり、彼が上野国の守護大名だったことを考えると一目瞭然でしょう。
上記写真の通り、現在でも堀の遺構が残っており当時の面影を残しています。この他にも周辺を散策してみると土塁があったりします。
安達盛長って誰?
なんて声も聞こえてくると思いますが、鎌倉幕府の初代征夷大将軍『源頼朝』を語るうえで欠かせない人物で、信頼も篤く1180年の頼朝の挙兵時や義経を追討した奥州合戦にも従軍している武将です。
最近では大河ドラマの『草燃える』で武田鉄矢さんが『平清盛』では塚本高史さんが演じていましので、このクラスの俳優が演じているとなると、それほどの大物であった事が想像つきやすいかなと思います。
因みに当時頼朝がここ周辺によく来ていたとか・・
歴史好きとしては、そんな話を聞くとなんかロマンを感じてしまいます。