【ま】繭と生糸は日本一
【に】日本で最初の富岡製糸
【け】県都前橋生糸の市
【き】桐生は、日本の機どころ
【め】銘仙織り出す、伊勢崎市
群馬県民ならば誰でもご存知『上毛かるた』の読み札でございます。この札に共通点があるのはお気づきでしょうか??
そう、全ての札に下記の通り絹産業に関するワードが含まれているのです。
・繭(養蚕):カイコを育てて繭を作る事。
・製糸:繭から生糸を作る。
・織物:生糸を染め、織り、反物等に仕上げる。
全44枚の中にこれだけの数が含まれているって凄いですね。更には、上毛かるたの【ろ】でお馴染船津伝次平も養蚕について研究されていたそうで無関係ではなく、【れ】の新田義貞も上州産の絹を軍旗に使用していたとか、そして何といっても富岡製糸場をはじめとする田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴の4つで構成する『富岡製糸場と絹産業遺産群』が世界遺産として登録されたのは記憶に新しいですね。
つまりは群馬県は絹産業が非常に盛んな場所であると言え、絹と共に歩んできたと言っても過言ではないのです。歴史も非常に古く奈良時代より養蚕が行われていたと記録があります。江戸時代にもなるとその需要はさらに拡大し中山道などを通じて各地へ運ばれ、上州からのシルクロードを形成しておりました。因みに現代も国内のシェアは1位とのことです。
その絹の歴史を今に伝えるべくある施設が高崎の金古町にありまして、それが『日本絹の里』と言います。群馬県の繭・生糸に関する資料や絹製品の展示を行い、また染織の体験などが行えるそうです。
また、資料の展示だけではなく時期でイベント等も開催されていて、講演会・実演会やワークショップ形式のものまで開催されるそうです。県の主力産業足る『絹』を知る為に一度は訪れてみても良いかもしれませんね。
因みに周辺を散歩すると見晴らしの良い公園や・・・
温泉等がありちょっとした観光も楽しめます。
Author
J ishihara
TAKATANでは、
主に記事作成、htmlとかcssとかを担当。
趣味は山登り、お絵かき、画像編集。
いつか群馬県の山を擬人化したサイトを
作りたいのですが、時期は未定。
取りあえず、至仏山は私の嫁です。